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映画『長生ノスタルジア』安田瑛己監督インタビュー

映画『長生ノスタルジア』安田瑛己監督インタビュー

千葉県唯一の村「長生村」を舞台にした映画『長生ノスタルジア』が今春公開される。本作は村の認知向上と移住促進へ向けたプロモーションとして制作された。

ストーリーは、主人公・アカリ(谷口蘭)が仕事を辞めて、父が一人で暮らす長生村に戻るところから始まる。一度離れた村での暮らしに、不安を抱きながら過ごす日々。春、夏、秋、冬と巡る季節のなかで、ふと忘れかけていた昔の記憶が蘇えり、村の良さを再発見していく。

長生村では2019年4月20日(土)に入場無料の完成披露上映会が開催される。

【日時】
2019年4月20日(土)
開場 13:00
開演 13:30
※舞台挨拶・上映をあわせて1時間程度を予定しています。

【場所】
長生村文化会館 (千葉県長生郡長生村岩沼2119番地)

映画はその後、ウェブサイトや動画配信サービスでも発信していく予定だ。今回ZOORELでは安田瑛己監督にインタビューを実施。作品の制作背景や見どころについて話を聞いた。

映画『長生ノスタルジア』は観光PR動画ではない

──最初に長生村役場を訪れた時のことを教えてください。

「初めて打ち合わせをした際に、役場の方々は『うちの村には魅力がない』とおっしゃっていました。

例えば、近隣の一宮町はサーフィンの町として移住誘致をしていますし、白子町には温泉やきれいな海水浴場があります。一方、長生村には名所も名産品も大きなイベントも何もないと。

千葉県民でも長生村のことをご存じない方々もいるんです。認知向上も目的としているので、『話題になるものを作りたい』という話を伺いました」

──なぜ観光PR”動画”ではなく、”映画”にしたのでしょうか?

「そもそも長生村は観光都市ではありません。ただ単純に村の風景を紹介する動画を作っても、多くの自治体が制作しているPR動画との差別化が図れないと考えました。そこで、村を舞台にした物語を作ったらどうか、という発想に至りましたね。

物語を通じて共感を得られたら、その舞台となった長生村への興味喚起につながるだろうって。それを実現するための手段が『映画』だったんです」

長生村の四季の移ろいを撮影した

──長生村へは何度足を運ばれたんですか?

「イベントや季節の風景を撮影するために、10回以上は行きました。約1年をかけて、村の春夏秋冬を撮影しています。仕事ながらも純粋に楽しんでいました」

オフショット1(ドローン撮影)

オフショット2(民家をお借りしての撮影)

──イベントのシーンは、実際の開催日に合わせて撮影されたのでしょうか。

「はい、実際のイベント開催日に撮影しています。特に夏祭り(盆踊り大会)は、地域の方が多数参加されている中、キャストさんを含めて撮影をしたので大変でしたね」

オフショット3(夏祭りの撮影)

──撮影時には長生村ならではの食べ物などを食べられたのでしょうか。

「飲食店もあまりなかったんですが、長生村の名前から名付けられた『ながいきそば』という蕎麦があって、それが美味しかったですね。

一つだけ後悔しているのは、映画にも登場する特産品の青のりを食べなかったこと。めったに収穫できないうえに、基本的に地産地消なので村の外へ広まることがないんです。

それだけ貴重な青のりを、撮影スケジュールが押していて食べられなかったのが残念です……」

映画を観ればきっと、長生村が気になるはず

──最後に、映画の見どころを教えてください。

「長生村の美しい景色です。春は桜や菜の花、夏は夏祭り、秋は獅子舞やながいきフェスタ、そして冬は青のり……。村の方々からすればどれも”当たり前”の存在なので、魅力に感じないのかもしれませんが、美しい景色をたくさん撮ることができました。

四季折々の風景やイベントを映し、村の穏やかな日常や暮らしを感じていただけるような映画となっています。これを観ればきっと、長生村が気になるのではないでしょうか。

先日公開した予告編もすごくきれいで気に入っています」

<Photo by Nana Bannai(坂内 七菜)>


 

映画『長生ノスタルジア』予告編

<出演者>
谷口蘭 / 主演・アカリ役
新井敬太 / アカリの夫・テツヤ役
溝口奈菜 / アカリ役 ※高校時代
手島実優 / ハル役 ※高校時代
古川真司 / アカリの父・ノブアキ役
藤島なな / 放送部の女子高生役

<制作スタッフ>
プロデューサー:伊藤尚平
監督:安田瑛己
脚本・助監督:今野恭成
撮影:平野礼
照明:稲葉俊充
録音:小牧将人
ヘアメイク:高橋亮
スタイリスト:小宮山芽以
空撮:菅野圭亮
車輌:比嘉賢多
制作:安藤興作 嶋﨑亜美 松岡大樹

 

 

この記事を書いた人

ZOOREL編集部
エレファントストーンで開催される月1会議でのプレゼンテーションや、社内研修をもとに記事を作成、更新します。

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