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『蹴る』車椅子サッカーをとりあげた映画が3月23日(土)より公開

『蹴る』車椅子サッカーをとりあげた映画が3月23日(土)より公開

3月23日(土)より、ポレポレ東中野で電動車椅子サッカー映画『蹴るのロードショー公開がスタートしました。

昨年度の東京国際映画祭でも非常に評判の良かった作品で、その後もバリアフリー上映会など一部の人には公開されてきたのですが、ついに一般上映となります。

障がい者スポーツというと時には福祉方面に走りすぎたり、差別をなくそうという道徳面が強く作品としての面白みをなくしてしまうものも少なくないのですが、この作品の予告編を観ていただくとわかる通りのっけから「エキサイティングでまるで遊園地のジェットコースターに乗っているような」スリリングなスピード感あるプレーシーンの映像が映ってきます。

もちろん障がい者としての苦労もあります。そうしたドラマも描きつつも、全体としてとても素晴らしい完成度、時間があっという間に立つような作品となっております。うーーん、ネタバレしないで書くのは難しい。後は観てください!!

電動車椅子サッカーとは?

電動車椅子サッカーは、自立歩行ができない選手が、指や足、口でジョイスティックを動かすことで電動車椅子を操り、ゴール数を競うスポーツだそうです。

自転車などに相当する時速10キロの電動車椅子を回転させながらのダイナミックなシュートや、緻密なチームプレーは、サッカーファンならずとも楽しめます。

選手たちの多くは、筋ジストロフィーや筋萎縮症といった重度の障がいがあり、自力で歩くことができません。彼らにとっては、電動車椅子サッカーは自分が取り組める数少ない競技の一つで、だからこそ、自らの存在証明のために、技を磨き、試合に挑み、文字通り命を賭けてワールドカップを目指しています。

『蹴る』を撮影した中村和彦監督は、そんな選手たちを6年にわたって密着取材し、彼らの競技にかける想い、普段、知りえない障がい者の日常と家族のサポート、そして恋愛風景を、時に温かく、時に残酷に明らかにしていきます。

万全の準備で撮影に臨む

関係者へインタビューをしたところ、中村監督は撮影前の事前の準備、撮影が万全な人だというコメントをいただいた。以前製作した映画『アイコンタクト』の時は手話を身につけ、今回は介護福祉の資格を取りながら撮影を敢行。それ故に、被写体からの抜群の信頼を得ているのだといいます。

こうした下準備があるからこそ、作品でも相手の本気の表情が映っているのではないかと思います。詳しくは公式サイトの監督からのメッセージもご覧になってみてください。制作の苦労などが記載されています。

上映情報

会場ポレポレ東中野
上映スケジュール
3月23日(土)から4月5日(金)まで 連日12時20分〜、18時50分〜
4月6日(土)から4月26日(金)まで 10時20分〜
上映最終日:4月26日(金)
☆入替制 ☆全席自由 ☆整理番号順入場


ZOORELを運営するエレファントストーンは、「FOCUS ON YOUR HEART.(あなたの想いは、象れる)」をコンセプトに完全オーダーメイドの映像を制作しています。強みは”柔軟な編成力”と”制作の内製化”。企業紹介やWEB動画、商品・サービス紹介、観光ムービー、不動産映像、ドラマなど幅広い実績があります。制作をご検討されている方はお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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