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「撮影」ってどんな感じなの?
エレファントストーン流撮影スタイル

「撮影」ってどんな感じなの? エレファントストーン流撮影スタイル

エレファントストーンの嶺です。

映像を作ることがエレファントストーンの仕事ですが、そのうちの多くでは何かしらの「撮影」を行っています。風景や食べ物、商品のパッケージ、そして俳優が出演するドラマまで……。

でも撮影ってどんな風に行なっているのか、どれくらいの人数が必要なのか、イメージが湧かない方が多いかと思います。実は、一口に撮影と言っても、一人だけで行うものから数十人規模の現場まで、規模や使用機材・スタッフ構成は目的に合わせて様々。

また、CM・映画・TV番組などの各業界によって、それぞれ方法論もカルチャーも全く異なっているのが実情なのです。そこで、普段エレファントストーンで実施されることが多い撮影スタイルについてまとめてみました。

(※ここでご紹介するのは、あくまで「エレファントストーン流」となります。)

1、スタンダードスタイル

1. ディレクター(+助手)
2. カメラマン(+助手)
3. 照明(※必要に応じて)
4. 録音(※必要に応じて)

合計3〜5人体制となる、エレファントストーンで一番多いスタンダードな撮影スタイルです。ディレクターがクライアントの要望やコンテに基づいて指揮を取り、カメラマンが撮影。必要に応じて照明録音スタッフが入り、映像のクオリティを高めていきます。

エリア情報撮影や商品パッケージ撮り、オフィスやインタビューなど、この体制でしたら大方の撮影をこなすことができるんじゃないでしょうか。カメラマンなどの技術ポジションは外部のパートナースタッフを起用することが多く、人により得意分野が異なりますので映像の狙いに合わせて適切な人選を行います。

使用機材は、大型のハイエンドカメラを使用することも充分可能ですが、クレーンやドローンなど特殊な機材を組み込む必要が出てくると人数が増えていくことになります。

2、少人数ドキュメンタリースタイル

1. ディレクター兼カメラマン
2. 助手(※必要に応じて役割が異なる)

1〜2人の超少人数体制。最大の特徴はディレクターがカメラマンを兼任することで、ドキュメンタリー系のテレビ番組では多い体制です。カメラをはじめ機材も最小限で、1カット撮ることにあまり時間をかけず、凝るよりもサクサク撮っていくことに向いています。

少人数のため威圧感を与えず、インタビューやメイキングなどでも被写体が緊張しづらくなるため、より自然に近い姿を撮ることが可能。大自然を映し出すいわゆるネイチャー系の撮影も、これくらいの少人数で行うことが多いです。

近年は技術の進化により、小型ながらハイクオリティな映像を撮れる撮影機材が非常に充実してきているため、このスタイルでも可能な撮影の幅が増えてきています。

3、大型案件スタイル

TVCMやミュージックビデオのような、予算も多く俳優・モデルなどの出演者がいるような撮影では、関わるスタッフ数がグッと多くなり機材量も増加。

ヘアメイクや衣装スタイリストなど出演者ケアに関わるスタッフが増え、クレーンやドローンのような特殊機材を扱う特機部、ロケ地や各種許可申請・食事の手配までを一手に引き受ける円滑な現場運営のエキスパートである制作部など……各分野のプロフェッショナルが集まることで、スタッフだけで20〜30人の大所帯となることもあるんです。

この体制では、こだわり抜いたハイエンド撮影を行うことに特に重きが置かれますが、大人数がいることで早いスピードで撮影をこなすこともできるため、結果的に優れた撮れ高(撮れた映像の質と量)を得ることができます。

撮影にかかる時間は?

撮影の基本的な単位は「1日」。

日の出の時間から撮り始めることもありますし、午後スタートの撮影、日暮れと共に終わる撮影、終電近くまで行う撮影など、時間配分は本当にケースバイケースです。

スタッフや機材に関しては日数計算で費用を算出するため、1時間単位で費用が変わる、ということは基本的にはありません。ただ1日で終わらず2日間になるとそこでグッと費用が変わってしまうため、1日の中での最善スケジュールを提案させていただくケースが一番多いです。

ロケ地が離れた場所で複数あると同日に撮れないため、撮影日数は増えていくことになります。

なので、同じ予算の中で
「大人数スタッフでの1日撮影」
「少人数スタッフでの5日撮影」
のどちらもが成立するのです。

まとめ

僕は映像ディレクターですので、自身の普段の仕事を振り返りながらこうしてまとめてみましたが、改めて「撮影」という枠組みの多様性を強く感じました。

扱う案件、予算、関わる人など様々な要因によってそれは決まってくるものですが、本記事でご紹介したスタイルはそれぞれに面白さがあり、またエレファントストーンらしさが様々な形で表れているとも思います。

ここでは簡単なまとめ方とはなりましたが、もっと詳しく知りたいという方はお気軽にご連絡をください。

この記事を書いた人

嶺隼樹
エレファントストーンのディレクター。札幌生まれ。映像制作という仕事が、大好きです。

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