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ブランディングにも大活躍「バイラル動画」「バイラルCM」って知ってる?

ブランディングにも大活躍「バイラル動画」「バイラルCM」って知ってる?

「バイラル動画」「バイラルCM」という言葉をご存じでしょうか?

TwitterのツイートやInstagramの画像など、”バイラル(Viral)”=”ウイルス”のように人から人へ拡散していくことをバイラル現象と呼びますが、その中でも動画コンテンツを使用しているものが「バイラル動画」にあたります。

口コミやSNS、動画プラッフォームのシェア機能によって短期間でバズを起こすことが可能な「バイラル動画」は、低コストで非常に高いブランディング効果をもつため、さまざまな企業がその制作に取り組んでいます。

無名の会社が、動画コンテンツによってたちどころにその名を広めたケースも少なくなく、海外では「バイラル動画」のマーケティングを専門とする企業もあらわれています。

今回は、そんな「バイラル動画」の中から、YouTubeやTwitter、TikTokで話題を呼んだ代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

西武そごう

東大生が解けないテストとしてYouTubeで100万再生を超えているのが、西武そごうによるこちらの動画。

設問は、すべて母親にちなんだもの。リアルな現役東大生がテストを通じてそれまで知らなかった母親の姿を知っていくさまが、ドキュメンタリータッチで表現されています。

電話での会話ややり取りが生々しく、5分あまりの動画ですが「泣き」や「感動」といった要素をうまく取り入れた動画のお手本のような仕上がりになっています。

母の日の3週間前にアップされたタイミングも絶妙ですが、「宣伝っぽさ」が見えない点やメッセージが明確なのも素晴らしいです。

コカ・コーラ

Twitterの即時性をうまく利用したのが、平昌2018冬季オリンピックのときに話題を呼んだコカ・コーラのこの動画。

綾瀬はるかさんがメダルを祝福するメッセージを視聴者に語りかけながらコカ・コーラで乾杯をするこちらの動画、スピードスケート女子500mで小平奈緒選手が金メダルを獲得した直後のタイミングでアップされています。

私は後日知ったのですが、実際にリアルタイムで目にしていたら思わずリツイートしていただろうし、コーラを買いにコンビニに駆け込んでいただろうなと感嘆しました。

動画コンテンツ自体は、もちろん前準備していた作り置きなのですが、SNSをうまく利用してテレビCMではできないPRを実践した好例として参考にしたいところです。

グリコ

TikTokをうまく利用してバズったのが、グリコのこちらの動画。

11月11日の「ポッキー&プリッツの日」にあわせて公募した一般ユーザーのTikTok動画をつなぎあわせて1分間のCMに。

自分の動画が掲載されたら嬉しくなってしまいますね。インフルエンサーねおが動画を投稿したことでも話題となり、見事「ポッキー&プリッツの日」の認知度アップにつながったようです。

ちなみに、「ポッキー&プリッツの日」までもう1か月を切っていますが、今年はポッキーファミリーの著名人がリレー形式でその楽しみ方を紹介するキャンペーンを展開しています。YouTubeで気軽に視聴できるので興味がある方はぜひ。

パンテーン

TiktokでのPR動画の好例をもう一つ。

ヘアケアブランド「パンテーン」の「ミセラー」シリーズは、「TikTok」とコラボレーションし、15秒の恋愛ソングに合わせてダンスする「パンテーン ミセラーダンス選手権」を昨年の11月より開催。

“JK・JCのカリスマ”として共感を集めるシンガーソングライターのコレサワさんが本キャンペーンに楽曲を提供したことで話題を呼び、10~20代女性を中心にミセラーダンスが大きな広まりを見せたようです。

自分が踊る動画をッシュタグとともにTikTokに投稿した人の中から、ダンスリーダーである谷まりあさんとちぃたん☆が優勝者を選出。その動画を「パンテーン」の公式Twitterで紹介するインタラクティブな仕掛けも巧みです。

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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