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Adobe Premiere Pro CC2020の新機能を試してみた! #AdobeMAX2019

Adobe Premiere Pro CC2020の新機能を試してみた! #AdobeMAX2019

こんにちは、エレファントストーンのエディター 横山です。

2019年11月に米国ロサンゼルスでAdobe MAX 2019が開催されましたね。新たなAdobe Premiere Pro CC2020の新しいアプリや新機能が紹介されました。

この記事ではCC2020の新機能を、僕が以前作成した映像『Rock This Place』のプロジェクトで実際に使用してみました。

新しい機能はいくつかあるのですが、今回はAdobe MAXのプレゼンテーションで紹介された2つの機能に絞って紹介します。

1. フリーフォームプロジェクトパネル

Premiere Proに取り込んだ素材はプロジェクトパネルに並びます。並べ方は今まではリストかアイコンの2種類でしたが、新しくフリーフォームが追加されました。

僕は普段はリスト表示を使用していて、これはテキストだけですが多くの素材を一目で一覧できます。

でも、僕の周りではアイコンで表示している人が多いように感じます。こちらの利点としては、サムネイルが表示されるので、ファイル名を読まずとも一目でどのファイルかがわかることですね。

アイコン表示では常に整列されているのに対して、今回のフリーフォームでは自由にプロジェクトパネル内に配置ができます。これができることによって、今までシーケンスに並べていたオフラインをプロジェクト上で柔軟に考えることができるようになりました。

さらに、好きなアイコンを大小にサイズ変更できるので、重要なシーンやインパクトのあるカットは大にして、使わないシーンなどは小にしておくとわかりやすいですね。

2. オートリフレーム

この新機能が一番目玉かもしれません。オートリフレームはAdobe SenseiというAIを使用した機能です。

例えば、16:9で制作した映像をSNS用に1:1のスクエアで書き出す必要が出てきた場合、この機能一つで自動的にスクエアに適したカットに修正してくれます。

具体的にいうと、人や映像の主体となるものが横長のスクリーンで左右に動いているとなると、Adobe Senseiが主体を検出してスクエアの中心になるようにキーフレームを打って映像を動かしてくれます。

やり方はとっても簡単です。エフェクトパネルからビデオエフェクト>トランスフォーム>オートリフレームを選んでカットにつけるだけ。エフェクトをかけた瞬間に分析してくれます。

設定は、デフォルト、スローモーション、高速モーションの3つだけ。『Rock This Place』も一部高速モーションがあるので、カットに合わせて変更しました。

 

それではご覧ください!

『Rock This Place』 Square ver.

……いかがですか!?笑

一番最初のカットは、片目のクロースアップから引いて両目になるんですね! 動きが若干ぎこちないですが、なかなか面白いです。

ただ中心に寄るだけじゃないことにも驚きました。音符が出るシーンは、飛び出た音符に合わせて動いたのが興味深いです。Adobe Senseiなりのセンスでしょうか。

最後のクレジットはどうなるのかなと思っていましたが、テキストは無視して背景のビル群に合わせて動いているようです。微妙な動きが、なぜか「頑張れ!」と言いたくなって、Adobe Senseiに親近感が湧きます。

『Rock This Place』Vertical ver.

もちろん縦長も作りましたよ。

……スクエアより全然いいですね!

僕は16:9で作成してるのに上下に黒みを入れてシネスコにしてる映像が好きではないので、黒帯でガシャガシャ遊ぶというのを、実はこの作品のテーマ(課題)としていました。

Adobe Senseiは何を基準にしたのかはわかりませんが、上下に帯をなくしたり、たまに大きめに入れたりと黒帯で遊んでいますよね。縦長なりのインパクトのある画ができていて、面白い作品が作れたのではないかと思います!

みなさんもCC2020の新しい機能、アプリを試してみては?

新しい機能やアプリは時短につながっているように思います。基本的に映像というのは、やろうと思えば想像できる限り作れるものですが、それができるようになるまでは勉強や練習、そしてとてつもない時間が必要です。

ですが、Adobe SenseiのようなAIが自動的に検出してくれたり、「これができたらいいな」というものが数クリックでできたり、テンプレートを用意してくれたり……時代が進むに連れて、ある程度のクオリティなら素人でも手に届くようになっています。

そういう意味では脅威的ではありますが、こちらとしても助かりますし、新しいアイディアにも繋がりそうで僕はこれからの映像制作がとても楽しみです。

CC2020は新機能だけじゃなく、iPadが欲しくなるようなiOS用の新しいアプリもあるのでぜひ見てみてください!

▼こちらの記事もぜひご覧ください
近ごろの映像編集技術の進歩とこれから

この記事を書いた人

横山勇樹
エレファントストーンのエディター。1989年生まれ。御殿場出身。4歳からシカゴへ。

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