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不朽の名作が勢ぞろい
ベストの『クリスマス映画』はこれだ!

不朽の名作が勢ぞろい ベストの『クリスマス映画』はこれだ!

今年もクリスマスが近づいている。海外でランク付けが盛んなのはクリスマスに関する映画でどれが最も素晴らしいか、だ。

今回は『The Independent』がお届けしたBest Christmas movies: The 20 greatest festive films ranked, from Home Alone to Love Actuallyより厳選してクリスマスに関する映画の中でトップ5をZOOREL編集部のコメントと合わせて紹介する。

5位:マペットのクリスマス・キャロル (1992)

『マペットのクリスマス・キャロル』として日本でも1年遅れの1993年11月に公開された。

イギリスのオンライン新聞『The Independent』によると「原作であるチャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」の最高の解釈の1つがまさか人形劇による喪になると誰が考えただろうか」と記述。

人形劇を使うことでコメディ、ファミリー映画の雰囲気を加えつつも原作をリスペクトする姿が好印象。主演のスクルージを演じたマイケル・ケインは「シェイクスピアに協力しているようにふるまった」という。

4位:スノーマン(1982)

言葉のない26分間のアニメーション作品。1978年に出版されたレイモンド・ブリッグズ原作の絵本がもとになっている。イギリスで1982年にチャンネル4で放映されて以来毎年の定番となっているという。

『The Independent』は「少年と恐ろしい雰囲気のジャックフロストのような雪だるまがイギリスの雪原を飛び越えて憂鬱な『空中を歩く』という緊張感に包まれながら、映画は息をのむような活気に満ちている」と評価している。

日本では「雪だるま」として1978年に初版が発行、1998年に「スノーマン」に改題されて再出版された。スノーマンの言葉をご存じの方は多いのではないだろうか。劇中歌の「ウォーキング・イン・ジ・エアー(空を歩いて)」もヒットした。

3位:エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003)

原題は『Elf』で副題は日本独自のもの。2003年にアメリカで公開され好評を博したが、日本では劇場公開がなくDVDのみリリースされた。コメディアンのウィル・フェレル演じるバディが小人のエルフの世界で育てられた人間を演じる。

父親を見つけるためにニューヨークに旅立つが、実の父ウォルターからつまはじきにされてしまい……というストーリー。

『The Independent』は配役を評価。「ジェームズ・カーン、ズーイー・デシャネル、メアリー・スティーンバージェンの強力なパフォーマンスに支えられた」としている。

2位:ホーム・アローン(1990)

日本では1991年に公開、日本でも約34億円の興行収入を記録した非常に有名なコメディ映画。マコーレー・カルキン演じるケビン・マカリスターの出世作となり、続編の2にまで出演いた。現在、作品は主演を変え5まで発表されている。

クリスマスに家族旅行に行くはずだったマカリスター家だが、目覚まし時計のトラブルから全員が寝坊。すっかり忘れられたケビン少年は家に1人取り残されてしまった。そこにハリーとマーヴという泥棒コンビが家に侵入するが、トラップを用いて撃退されてしまうというストーリーは今やおなじみに。

『The Independent』曰く「あなたが今まで見た中で最も独創的で、驚くほど暴力的な、自衛のテクニックのいくつかを手がかりにしてください」とユーモアの利いたコメントを出している。

1位:素晴らしき哉、人生!(1946)

時代を超えて受け継がれている名作で、アメリカ映画協会(AFI)が選ぶ「感動の映画ベスト100」では1位に輝いた。日本でも『Yahoo!映画』で★4.56という評価を受けている。

1945年のクリスマスイブに主人公のジョージ・ベイリーが冷たい川で自殺を図ろうとする。そこに見習い天使のクラレンスが翼を得るために彼を助ける使命を引き受け、ジョージの人生を顧みることに。

『The Independent』は「この映画の130分の約120分間は、本当に素晴らしい人生ではありません。」「しかし、それはまた温かく、面白く、時代を超越した、人生を肯定する、ふさわしい古典」とベタ褒め。

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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