HOW TO・TIPS

ドローン検定って何?受験するメリットとは

ドローン検定って何?受験するメリットとは

無人航空従事者試験、通称”ドローン検定”をご存じでしょうか。試験は年に6回、奇数月に開催されており(2021年6月現在)、今年は残るところ7月25日(日)、9月24日(金)、11月21日(日)に実施予定です。

公式サイトによると、ドローン検定が実施されるようになった背景として下記の記載があります。

無限に広がる「空」という空間は、今後も新たな活用が期待されていますが、その一方で事故や事件が発生しており、適切な知識と技量をもって無人航空機を活用することが求められています。

 

ドローン検定協会では、無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価し、その資質向上と周囲の方への理解を広めることを目的として無人航空従事者試験(ドローン検定)を実施しています。

 

——無人航空従事者試験【ドローン検定】公式サイトより

試験はすべて筆記によるもので、用語や機体の構造といった基礎知識から、飛行に関する特性、電気電子工学、航空力学、気象学、関連法規から出題がされます。1級から4級に分かれていて、どの級も4択によるマークシート方式で全50問からなります。

1問の配点は2点、80点以上で合格。ということは、11問以上間違えたら不合格……と難易度が高いように感じるかもしれませんが、全体の合格率は約70〜75%と数字でみるとそこまで高くはないようです。(受験する級ごとの合格率は幅がある可能性はありますが)

ドローン検定に合格すると、以下のような大きなメリットがあります。

・国土交通省への許可承認申請時に操縦者の資格について証明書を添付できます
・基礎技能講習(国交省認定)を受講する際に座学1(4時間)が免除されます
・ドローンの安全な活用に必要な最低限の知識を確実に身に着けることができます

——無人航空従事者試験【ドローン検定】公式サイトより

これらはほんの一部ですが、一言で言うと「ちゃんとドローンを操縦できるという証明になる」というわけです。また、座学のテストだけでなく操縦を学ぶ基礎技能講習で一部の科目が免除されるようです。

平成27年に行われた第1回テストでは30名程度だった受験者も、令和3年1月以降は大体1500人を超えている状況。実に50倍にまで成長しています。恐るべしドローン検定! といったところでしょうか。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

ZOOREL編集部/黄鳥木竜の書いた記事一覧へ

タグ

RELATED ARTICLES 関連記事