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撮像素子「フルサイズ」と「APS-C」の違い
【デジタルカメラの基礎講座(第4回)】

撮像素子「フルサイズ」と「APS-C」の違い 【デジタルカメラの基礎講座(第4回)】

前回のデジタルカメラの基礎講座では、「撮像素子(イメージセンサ)のサイズが大きいことによるメリット、デメリット」について説明しました。

どんなカメラにもついている撮像素子ですが、そのサイズはカメラによって異なります。例えば、「フルサイズ」と「APS-C」はどのように違うのでしょうか。

撮像素子の「フルサイズ」と「APS-C」の違い

(※本記事で紹介している撮像素子のサイズはあくまで目安で、メーカー/機種によって多少の違いがあります。)

さまざまな規格のある撮像素子の中で、最も大きいものが「フルサイズ(目安は36mm×24mm)」です。

代表的な製品には「Canon EOS 5D Mark III」や「ZONY α7S II」があります。ただし高性能であるが故にカメラ本体は高価になります。

一方「APS-C(目安は24mm×16mm)」はフルサイズと比べると小さいため、結んだ像の切り取れるサイズが小さくなります。代表的な製品は「Canon EOS 7D」。フルサイズのカメラよりも安価で、ボディも比較的軽量なのが特長です。

広く写すなら「フルサイズ」を選択

撮像素子のサイズが違えば、画角や映せる範囲が変わります。例えば、マンションの部屋の撮影で、少しでも広く感じさせるために広く映したい場合は、APS-Cよりも広く映せるフルサイズがおすすめです。

また、暗所や夜景、星空などを撮影する時には、弱い光でもしっかりと集めて高画質に映せるフルサイズのカメラが最適でしょう。

しかし、そこまで広い画を写す必要がない場合や、明るい場所で撮影する場合には、APS-Cのカメラで十分だといえます。

ちなみに、レンズも「フルサイズ専用レンズ」「APS-C専用レンズ」という風に、それぞれのサイズ専用のものが販売されています。

よく「大は小を兼ねる」といいますが、APS-Cのカメラにフルサイズのレンズは使用できても、フルサイズのカメラにAPS-Cのレンズは使用できません。レンズ選びの際にはその点に気をつけてください。

撮像素子は「APS-C」よりも「フルサイズ」のほうが大きく、その分広く広角に写すことができます。撮りたい画がそこまで広くないのであれば、APS-Cで十分。撮影したいシーンや画によって選択しましょう。

次回予告

次回のデジタルカメラの基礎講座は、「撮像素子のサイズ比較」をテーマに、よりさまざまなサイズの撮像素子を取り上げたいと思います。

▽デジタルカメラの基礎講座
第1回:基本的な構造と各パーツの特性
第2回:カメラの選び方。画質の良さは”3つの要素”で決まる
第3回:撮像素子とは?サイズが大きいメリット、デメリット
第5回:撮像素子のサイズ比較「スーパー35mm」が業界のスタンダード
第6回:画像処理エンジンとは?rawデータで撮影するメリットとデメリット
第7回:4Kってどういいの?映像の”解像度”とは
第8回:アスペクト比(縦横比)とは?
第9回:絞り値(F値)の基本

この記事を書いた人

ZOOREL編集部
エレファントストーンで開催される月1会議でのプレゼンテーションや、社内研修をもとに記事を作成、更新します。

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