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デジタルカメラの基礎講座(5)
撮像素子のサイズ比較「スーパー35mm」が業界のスタンダード

デジタルカメラの基礎講座(5) 撮像素子のサイズ比較「スーパー35mm」が業界のスタンダード

前回のデジタルカメラの基礎講座では、「フルサイズ」「APS-C」と呼ばれている撮像素子のサイズの違いについて説明しました。

撮像素子には、昔のフィルムと同じサイズの「フルサイズ」をはじめとしたさまざまな規格があります。一つひとつのサイズをすべて覚える必要はありませんが、撮像素子が変われば画角やカメラアングルも変わるため、違いを理解しておくだけでもカメラ選びの役に立つでしょう。

撮像素子のサイズ比較

撮像素子の種類をサイズが大きい順にご紹介します。ただし、撮像素子のサイズはあくまで目安で、メーカー/機種により多少の違いがあることをご了承ください。また、基本的には撮像素子が大きいほど、カメラ本体の値段が高くなります。

  • 35mmフルサイズ(36mm×24mm)
    代表的な製品:「Canon EOS 5D Mark III」「ZONY α7 II」
  • APS-C(24mm×16mm)
    代表的な製品:「Canon EOS 7D」
  • 35mmフィルム(22mm×16mm)
  • スーパー35mm(24mm×14mm)
    代表的な製品:「RED scarlet-w」「Canon EOS C200」「SONY PXW-FS5/PXW-FS7」
  • フォーサーズ/マイクロフォーサーズ(17.3mm×13mm)
    代表的な製品:「Panasonic LUMIX DMC-GH4」「DJI Inspire 2(ドローン)」
  • 1/2.3(6.2mm×4.7mm)
    代表的な製品:「DJI Inspire 1(ドローン)」「DJI Osmo」「GoPro HERO3」

映像用ビデオカメラのハイエンドモデルの撮像素子は大半「スーパー35mm」

エレファントストーンが映像撮影でよく使うのは、「スーパー35mm」です。もっとサイズが大きければより高画質に撮影できるにもかかわらず、「スーパー35mm」を選択しているのには理由があります。それは”映画っぽく撮影できる”から。

劇場公開用映画の多くは、「35mm」と呼ばれる35mm幅のフィルムで撮影されています。それに極めて近いのが「スーパー35mm」。映画の画と同じような画角なので、”映画っぽく”なるのです

また、映像の場合は撮像素子のサイズが大きいと光の情報量が多くなってしまうため、高画質な画像処理ができなかったり、高画質な保存形式に追いつかなかったりすることもあります。光の情報量と画像処理エンジンや保存形式を考慮すると「スーパー35mm」のバランスは抜群。そのため、映像業界ではスタンダードに使用されています。

撮像素子のサイズはカメラによって異なるもの。その違いによって撮影できる画の画質や画角も変わってくるので、目的に応じた選択が求められます。

次回は……

次回のデジタルカメラの基礎講座は、画像処理エンジンと、rawデータで撮影するメリットとデメリットについて取り上げたいと思います。

▽デジタルカメラの基礎講座
第1回:基本的な構造と各パーツの特性
第2回:カメラの選び方。画質の良さは”3つの要素”で決まる
第3回:撮像素子とは?サイズが大きいメリット、デメリット
第4回:撮像素子「フルサイズ」と「APS-C」の違い
第6回:画像処理エンジンとは?rawデータで撮影するメリットとデメリット

この記事を書いた人

ZOOREL編集部
エレファントストーンで開催される月1会議でのプレゼンテーションや、社内研修をもとに記事を作成、更新します。

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