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意外と知らないレンズフィルターの世界

意外と知らないレンズフィルターの世界

2018年のエレファントストーンは「フィルターの年」だったといえるかもしれません。様々な撮影でレンズフィルターを活用し、その種類と奥深さがよく分かった1年でした。

一口にレンズフィルターといっても多種多様。今回は主に動画で活用するレンズフィルター3つを紹介します。

ND(=Neutral Density、減光)フィルター

動画の場合、ISOとシャッタースピードは基本的には変えることができません。そのため、画面の明るさを調整するには絞りを変える必要があります。ただしこれにはデメリットが伴うので、NDフィルターを使用するのです。

絞りのデメリットは大きく3つあります。まずは、数値的な限界があること。晴れの日に屋外で撮影をする場合、絞りですべての明るさを調整しようとしても限界があります。NDフィルターを使わなければ、一定以上は暗くすることができません。
次に、絞りすぎると画質が落ちてしまうこと。今回は説明を割愛しますが、”回折現象”が起きるため画質が落ちてしまいます。

そして、被写界深度を浅くして撮影ができないこと。被写界深度を浅くすると、手前にピントがあって奥がぼける、一眼レフ特有のぼけみのある映像を撮影することができます。絞りをあげてしまうとそうした画が撮れませんが、NDフィルターを併用すれば可能になります。

PL(=Polarized Light、偏光)フィルター

光が入ってくる角度を変えるフィルターで、反射除去効果色彩コントラスト効果の2つの効果があります。

反射除去効果は、ガラスの反射がなくなるもの。例えば、屋外から店舗などの撮影している時に、人物の姿がガラスに反射しないようにする効果があります。色彩コントラスト効果は青空や森の緑が際立つものです。

ソフトフィルター

簡単にいうと、ふわっとした映像になるのがソフトフィルターの特長です。例えば、学校の紹介映像や、学校を舞台にしたSNSドラマ「とけないで、サマー」では、ソフトフィルターを使用しました。

理由としては、照明を使っていないこと、学校という自然光が入りやすい環境で撮影していること、学校の雰囲気に合うことがあげられます。光をふわっとさせる効果のあるフィルターなので、こういったシチュエーションでは効果的です。

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エレファントストーンでは上記以外にも、「アネスト岩田株式会社の事業紹介映像」や、「TWO DAY TRIP IN SAWARA BY HOSTEL Co-EDO」などの映像でソフトフィルターを使用しています。

ただ、ソフトフィルターの中にも非常にたくさんの種類があり、各案件で使用している種類は異なります。レンズフィルターの種類をひとつでも多く知っているだけでも、表現したい映像の選択肢が増えるのではないでしょうか。

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ZOORELを運営するエレファントストーンは、「FOCUS ON YOUR HEART.(あなたの想いは、象れる)」をコンセプトに完全オーダーメイドの映像を制作しています。強みは”柔軟な編成力”と”制作の内製化”。企業紹介やWEB動画、商品・サービス紹介、観光ムービー、不動産映像、ドラマなど幅広い実績があります。動画制作・映像制作をご検討されている方はお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

竜口昇
エレファントストーンのディレクター。1991年 福岡県生まれ。

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