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ネット配信大手「Netflix」に学ぶ
動画コンテンツの移り変わり

ネット配信大手「Netflix」に学ぶ 動画コンテンツの移り変わり

世界各国で映画・動画配信のサービスの人気が高まっています。従来は、映画や動画番組を見ることができるのは、テレビや映画館という限られた場所のみでした。しかしインターネットを介していつでもどこでも動画コンテンツにアクセスすることができるようになった今。

これらのサービスは、我々の今後の生活をどのように変えていくのでしょうか? 今回は2015年秋に日本に参入したアメリカの人気サービス「Netflix」の魅力紹介とともに、動画コンテンツ分野の移り変わりをみていきましょう。

動画配信サービスはなぜここまで人気なのか

一昔前までは、映画をレンタルするなら、わざわざレンタルビデオ屋に足を運び、ビデオを借りて見終わったらまた返却しに行って、返却を忘れたら延長料金を払って……という面倒なステップを踏むのは当たり前でした。見たいテレビ番組があれば放映時間に家に帰り、それが無理なら録画の設定。それも忘れてうっかり見逃してしまった……というアクシデントの発生も珍しくありませんでした。

そこに登場したのが、こういった手間ひまをすべて取り払ってくれる、インターネットを通じた動画配信サービス。テレビはもちろん、パソコン、スマホ、タブレットと、インターネットにつながっている端末ならばいつでもどこでも好きな動画コンテンツや映画を見ることができるようになったのです。

それにより消費者は、今まで映画やテレビのスケジュールに合わせて生活をするという受け身の立場から一転し、自分の見たいときに見たい場所で動画を見るという強い立場に立てるようになりました。

視聴者に主導権が渡り人々の動画コンテンツに対する興味が上ったことにより、映画・動画配信サービスへの需要は高まります。それに伴い国内外でも多くの企業が動画配信サービスの提供を行うようになりましたが、今回は世界190カ国にまでサービスを拡大させ、その知名度を上げている動画配信サービス大手「Netflix」に注目してみましょう。

 

Netflixの強みは「オリジナルコンテンツ」

2015年秋に日本でのサービスを開始したNetflixですが、オンライン映画動画レンタルのサービスを始めたのは1997年のことです。2018年時点でそのサービス普及国は190カ国で、約1億3000万人近くの会員数がいるといわれます。動画配信サービスにはさまざまな規模があり、多くの企業が参入を試みていますが、Netflixはなぜここまで大きく成長することができたのでしょうか?

Netflixが世界的ビジネスとして成長を遂げた魅力のひとつに、オリジナルコンテンツの発信というユニークなサービスがあります。

Netflixではアニメやホラー、コミックの実写版、クライムドラマなど、かなり幅広い分野でのオリジナルコンテンツを配信していますが、さらに日本の市場向けとして、吉本興業や人気俳優、人気テレビシリーズとコラボしたオリジナルコンテンツも提供しています。

もちろんオリジナルコンテンツを作成するには、手間も費用もかかるものです。しかし、「多くの動画発信サイトがある中でユーザーに自社を選んでもらうためには、他にはないコンテンツを提供するべき」という考えは、Netflixの成功を見れば間違いでなかったことがわかります。

 

実際、Netflixはオリジナルコンテンツの制作に巨額な予算を投資しています。米金融グループ企業「ゴールドマン・サックス」によると、Netflixの年間支出予算は2022年に225億ドル(約2兆4850億円)になるのではないかと予測されています。

オリジナルコンテンツで人気が出れば、ユーザーはそれを見るためには「Netflixに会員登録する」という選択肢しかないわけですから、ユーザーに自社を選んでもらう戦略としては結果を出すことができる賢いものだといえるでしょう。

移り変わる時代

これまで視聴者には、限られた動画コンテンツ発信源から「決められた時間に配信される決められた内容のコンテンツを見る」という選択肢しかありませんでした。しかしインターネットの普及によりその枠がなくなり、選択肢が一気に広がったことで、彼らの動画コンテンツに対する貪欲さは増しています。

消費者が貪欲になれば、企業にとってのビジネスチャンスが誕生します。動画に関わる仕事をしている人や動画広告・動画コンテンツを発信している企業は、このチャンスを逃すことのないよう敏感に対応していきたいものです。

トレンドと市場のチェックを忘れずに

インターネットやモバイル端末の普及は、従来のエンターテイメントに大きな変革をもたらしており、今後もさらなる変化をもたらしていくことが予想されます。

今回はエンターテイメント分野で話題の動画サービスNetflixに焦点を当てましたが、広告やマーケティング、企業と顧客間のインタラクションなど、今後はさまざまなエリアにその影響が現れることでしょう。時代の波に乗り遅れないよう、常にトレンドと市場の動向をチェックすることを忘れないようにしましょう。

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ZOOREL編集部
エレファントストーンで開催される月1会議でのプレゼンテーションや、社内研修をもとに記事を作成、更新します。

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